最低賃金があがるということ
仕事を細分化してオートメーション化してしまえば
多くの雇用を生むことができる。
だけど、それは先をみる能力がまだ備わっていない、あるいは新しい道を自らの力で歩んでいく能力がまだ備わっていない人たちにしてみれば
じつは行き着く先はまさに立っている場所と同じ場所であるという見方もできる。
それが悪いことだとは言わない。
なにを正しいとするか選択するかは本人に委ねられている。
ただ、一つの企業で働くということはその正しさの方向性がある程度決められているということは理解すべきだろう。
自身が正しいと思う働き方と企業が正しいと考えている働き方に違いがあるのであればそれは選択を間違えてしまったという認識が必要だと思う。
来月から最低賃金が増額になる。
被雇用者にしてみればありがたいことだろう。
しかし雇用者にしてみればどうしても被雇用者の能力と賃金を天秤にかけることが必須になる。能力が開発する見込みがあれば雇用するし、それがみえなければ雇用しない。最低賃金の上昇は、被雇用者にとって求められる能力はより高いものになるという見方をするのが妥当だろう。
最低賃金の増額による経済の活性化とは働く人たちの能力の向上が前提となっている。
ぼくはたちはいつも、選択をして生きていく。
正しいと思うように生きていけばいい。